Lark移行時にありがちなトラブルとその回避策

① 【トラブル】「使い方がわからない」→ ツールが定着しない

📍原因:従来のツール(SlackやGoogle Workspaceなど)とUIが異なり、社員が戸惑う
📍よくある声:「チャットとDocsの違いがよくわからない」「タスクはどこにあるの?」

回避策

  • 初期オンボーディング資料をカスタム作成(社内用マニュアル or 動画)
  • 利用頻度が高い機能(チャット・会議・Docs・カレンダー)に絞って段階的に案内
  • Larkが提供する公式トレーニング資料・動画を活用
  • ITリテラシーに不安がある社員には個別のサポート役をアサイン

② 【トラブル】「移行したけどデータがバラバラ」→ 情報の迷子状態

📍原因:SlackやGoogle Docs、Excel、Notionなどから移したはずが、ファイルが分散・重複
📍よくある声:「どれが最新版かわからない」「前のツールも使い続けてる人がいる…」

回避策

  • 移行対象の範囲を**“段階的”に明確化(チャット→Docs→カレンダー)**
  • 「移行禁止」「同時利用OK」などツールの並行運用ポリシーを明示
  • 旧ツール内でLarkへのリダイレクトや通知を設定(SlackにLarkリンクを貼るなど)
  • 重要文書はLark Docs上にテンプレ化+最新バージョンの共有運用ルールを徹底

③ 【トラブル】「Larkの機能を持て余している」→ ツールが“宝の持ち腐れ”に

📍原因:タスク、承認フロー、Botなど多機能すぎて、どれを使っていいのかわからない
📍よくある声:「全部できるけど、結局チャットしか使ってない…」

回避策

  • 自社の業務に合った機能だけをピックアップして導入(例:まずは議事録テンプレ+会議URL自動発行)
  • 段階導入(ステップ導入)設計
    • Step1:チャット・Docs
    • Step2:カレンダー・ビデオ会議
    • Step3:タスク・承認・Bot活用
  • 成功例や業務改善例を社内で共有・可視化する(「この機能で●時間削減できた!」など)

④ 【トラブル】「外部ユーザーや部署間の共有がうまくいかない」

📍原因:共有設定やアクセス権限の仕組みに慣れておらず、「見えない」「編集できない」問題が発生
📍よくある声:「招待したのに相手が見られない」「社外と共有できない」

回避策

  • 外部共有時は「共有リンク+パスワード」or「メールアドレス指定」で管理(※有料プランで強化可能)
  • ワークスペース・フォルダ単位でのアクセス権限ルールを事前に設計
  • 全社向けフォルダ/部署別フォルダなど、「見る・書く・編集」の範囲をあらかじめマッピング

⑤ 【トラブル】「最初の管理者だけに知識が集中」→ 他の人が自走できない

📍原因:最初に導入・設定した人に依存しすぎて、他の人が“受け身”のまま
📍よくある声:「担当者がいないと設定変更できない」「誰も詳しくない…」

回避策

  • 管理者を2〜3名以上に分散/チームごとに“Lark担当”を設置
  • 社内に「Larkマニュアル」「Q&A掲示板」「便利Tips共有チャット」などを設けて**“知識の見える化”**
  • 定期的に「社内Lark講座(10分)」をオンラインで実施する企業も多数

✅ まとめ:Lark導入のカギは「段階導入」と「チーム全体での理解」

Larkは非常に多機能なツールだからこそ、“全部いきなり使おうとしない”ことが成功のポイントです。

✔ まずは使う目的を絞る(例:会議効率化/チャット+Docs統合)

✔ 徐々に使える人・部署を広げる(段階導入)

✔ 機能よりも“使い方ルール”と“社内での共通認識”を大事にする

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