実際の使い心地・機能・向いている人を徹底比較!
はじめに:「会議アプリが多すぎる」時代の選び方
コロナ禍以降、ビデオ会議はすっかり日常の一部になりました。
しかし一方で、こんな悩みもよく聞きます。
- 会議用にZoomを開くのが面倒
- リンクを毎回作って送るのが手間
- チャットと会議が連動していない
- 録画した会議の整理・共有が面倒
そこで今、注目されているのが「Lark(ラーク)」です。
もともとオールインワン業務ツールとして知られるLarkですが、実はビデオ会議機能もかなり高機能で、「Zoom不要では?」という声も出てきています。
この記事では、「Larkの会議機能は本当にZoomに勝てるのか?」をテーマに、
- 機能の比較
- 使いやすさ
- 画質・音質
- 会議後の運用(録画・議事録など)
- 向いている利用シーン
をわかりやすく解説していきます。
1. LarkとZoomのざっくり違い
まずは、LarkとZoomの会議機能の違いをざっくりまとめた比較表をご覧ください。
項目 | Zoom | Lark |
---|---|---|
会議の目的 | 「会議に特化」 | 「業務全体の一部としての会議」 |
導入方法 | 専用アプリが必要 | Larkアプリ内に標準搭載 |
会議の開始方法 | 会議リンクを生成→共有 | チャット・カレンダーから1クリック |
録画機能 | クラウド録画/ローカル保存 | Lark Driveに自動保存 |
ドキュメント共有 | 画面共有メイン | Lark Docsで共同編集可 |
会議履歴・記録の管理 | Zoom内で完結 | 他機能(タスクやDocs)と連携可 |
外部招待 | URLリンクで誰でも可 | 同様にURLで外部招待可能 |
画質・安定性 | 安定して高品質 | 軽快でスムーズ、画質も十分 |
2. 実際に使ってみての使用感比較
💬 会議の始めやすさ
- Zoom:会議リンクを生成 → チャットやメールで送る
- Lark:チャット画面やカレンダーからワンクリックで開始
👉 Larkの方が「ついでに会議」が始めやすい。チャット中にそのまま会話を続ける感覚。
📋 会議中の操作性
機能 | Zoom | Lark |
---|---|---|
画面共有 | ○ 高機能で安定 | ○ 軽快で、複数共有も可能 |
チャット | ○ 会議用チャットあり | ○ チャット画面と連動 |
手を挙げる/反応など | ○ リアクション機能多数 | ○ 最低限のリアクションはあり |
ブレイクアウトルーム | ◎ 分割部屋が作れる | × 現時点では未対応(※2025年7月現在) |
👉 Zoomの方が「会議に特化した機能」は豊富。特に大規模会議やセミナー向き。
👉 一方、Larkは少人数のミーティングなら全く問題なし。動作も軽く、モバイルでも安定。
📂 録画・会議後の活用
- Zoom:録画はクラウド/ローカルに保存 → 手動で共有が必要
- Lark:録画は自動的に「Lark Drive」に保存 → すぐに共有可能
👉 会議録画を社内Wikiに貼ったり、Docsと連携したいならLarkが圧倒的に楽です。
📝 会議中のドキュメント共有・議事録
- Zoom:画面共有で見せるか、あとでファイルを送る必要あり
- Lark:会議中にDocsを共有し、その場で全員が同時編集可能
👉 これはLark最大の強み。
会議中に「議事録お願いします」がなくなる。その場で全員が書き込みできて、そのままタスク化も可能。
3. Zoomが優れている場面・用途
とはいえ、Zoomが完全に不要になるわけではありません。
Zoomが優れているのは、以下のような場面です:
- セミナー・ウェビナーなど100人以上の大規模会議
- ブレイクアウトルームを使った分科会形式の進行
- 外部の人が多数参加するイベント的な会議
- 事前登録やパスコード管理などセキュリティ設定が細かい場合
👉 Zoomは「イベント向け」「外部公開向け」の会議に強いです。
4. Larkが強い場面・用途
一方で、Larkが本領を発揮するのは日常業務です。
- 毎朝の定例ミーティング
- チャット中に「ちょっと話そっか?」の小規模会議
- 会議しながら議事録を書いて、そのままタスク登録
- 会議録画をチーム内にすぐ共有したい
- 会議に紐づくDocs、資料、タスクを一元化したい
👉 「話す」だけで終わらず、「記録して」「行動に変える」までがLarkで完結します。
5. どちらを使うべき?判断ポイント
判断軸 | Zoomが向いている場合 | Larkが向いている場合 |
---|---|---|
会議の規模 | 30人以上の外部参加が多い/イベント型 | 1~10人程度の社内会議やプロジェクト用 |
会議の目的 | 一時的なプレゼン・共有が中心 | 会話→議事録→タスク化など仕事の一連が目的 |
ツールの一体感 | 他ツールと分けて使うことに抵抗がない | なるべく1つの場所にまとめたい |
コスト | 有料プラン(Pro)を契約済みならそのまま利用 | Larkなら無料プランでも録画・共有が可能 |
ITリテラシー | 高くて切り替えに抵抗がない | 初心者でも使いやすい、導入のハードルが低い |
6. 結論:Larkは「業務会議」においてはZoomを超える使い勝手
Zoomは素晴らしい会議ツールですが、Larkのビデオ会議機能は**「話すだけ」ではなく、「会議を仕事につなげる」ための進化形**です。
- 会議前→カレンダーで予定調整+Docs添付
- 会議中→録画+議事録+タスク連携
- 会議後→資料・録画がDriveに自動保存
これが1つのツール内で、何も切り替えずに実現できるのは、Larkならではの強みです。
7. おすすめアクション
- 少人数の定例会議をLarkでやってみる
- 会議中にLark Docsで議事録を作成
- 会議後に録画&タスクをメンバーに共有
無料プランでもほとんどの機能が使えるので、まずは1チームから試してみるのがおすすめです。
コメント